自分の存在

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「…………右手五十パーセント、左手五十パーセント」 今度は両手が光だした、そして椿はそれを握り潰し 「体内残留魔力、外部魔力、共に七割……か、これでもまだ三割しか放出出来ないか……まだまだだな」 《その魔力量でもまだ三割ですか、もう何でもありですね》 アリスはもう慣れた感じで言った 「……キツいな、セーブしながら全ての魔力を放出する、そして尚且つ、体内にも残す様にする……本当、この世界は飽きないな」 椿はそう言うと自嘲気味に笑った 「だが、やるとしてもやっぱりこの場所じゃ限界があるな、公園行くか」 《ですが、そうしたら士郎さん達に了解を取らないといけませんよ》 「そうか~、じゃあこの部屋で五割位の魔力を放出させれる訓練でもしますか、五割位なら大丈夫だろ」 そう言ってまた椿は目を瞑り、さっきと同じ体制になった
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