プロローグ

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カツン…… 1人の少女がある屋敷の屋根から下を見下ろしていた。 その少女は右手に小さなティアラをのせていて、 黒い布地に濃いピンクの華の模様の入った、洋風の着物を身にまとっていた。 黒髪のショートカットに、大きめの鈴の髪飾りがついており、少し動いただけで“チャリン”と音をたてる。 少女の目線の先には、沢山の警察と数台のパトカー。 それを見据えると、少女の口元が猫の様に緩んだ。 .
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