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渫呀は、放たれた白濁の蜜をゴクリと飲み下す。その間、兎月は細く白い腕で顔を隠し浅い息を繰り返していた。
「…ハァ…もう…ハァ…ヤダ…。
止め…て…ハァ…うぅ…ふっ…お願…い…」
涙の所為で、くぐもった声を兎月は、絞り出し渫呀に訴える。
そんなことお構い無しに渫呀は、兎月の自身をグチャグチャと扱いた。
「…まだだよ。
まだ、お前のいいところを触ってないだろう?」
そう言って、挿入した指を兎月の奥深くに突き刺す。ニチュニチュと水音を立てまるで、食べる様に兎月の蕾は渫呀の指を呑み込んでいく。
「…フゥッ…やらぁ…ハァッ…イタッ…イ…!!!
ふあぁっ…ハァッ…クッ…イタイ…やっ…だぁ…ハァ…ヤアァ…!!!」
奥深く突き刺さった指は、先程とは違い痛みを伴った。中を掻き回され、痛みと圧迫感。吐き気を兎月は感じていた。
涙と喘ぐ声は、渇れることを知らず部屋に響き渡る。
ビクンッ!!?
「…んやぁぁ!!」
突然、全身に重いもよらない電流が走ったような感覚が兎月を襲った。
「ハァ…ヤダァッ…ハァ…何!?
怖い…ハァ…怖い…ハァ…よぉ…」
自分の身体ではないような感覚に怯える兎月。
そんな兎月に向かって、渫呀は指を抜くこともなく口を開いた。
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