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「ン…あぁ…。
ヤ…ヤダァ…ハ、ハア…んあ…」
冷たい石の床の上に白い肌を晒しながら、のた打つ黒髪をした少年が一人。
彼の名前は、桜葉 兎月(オウハ ウヅキ)。彼は、生け贄として連れて来られた。
此処、ヘブンゴート教団。大理石で形作られたこの教団は、ある一定の生け贄と言う名目で奴隷を集めていた。
ただしそれは…………
『性奴隷』
として…
兎月の胸の上で、十字架が揺れながら天窓から漏れる光で輝く。
「気持ちがいいかい?
贄番号1125クン」
クリーム色の髪に細い目をした教団服の男が兎月に話し掛けた。
生け贄は、生け贄になった日から番号で呼ばれるようになる。
「…イャ…もぅ…苦し…痛…い゛。
助け…て……ハア…ン…外し…て」
兎月の小さな蕾には、今にも張り裂かんばかりの太いバイブが挿入されていた。
あまりの激痛に涙が溢れ兎月は先程から石の床をのた打っていたのだ。
その姿に皮肉った笑みを浮かべながら見下ろす教団員。彼の名を緤呀 迅(セツガ ジン)。
「その割には、随分気持ち良さそうだなぁ。
自分から腰振って本当は、気持ちがいいんだろう。
1125クン?」
緤呀は、そう言うと容赦なく足で奥へとバイブを押し入れる。
「ア゙ッ…あああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ジュブリと水音を立てる。それと共に兎月は絶叫し意識を閉ざした。
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