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相変わらず素直になれないまま紗智は誕生日を迎えていた。
総司は今日も町へと出掛けて行った。
今日はコウの迎えはなかったが一人でブラブラと出掛けて行ったのだ。
(何よ総司の奴、コウが迎えに来なくても自分から行くなんてどんだけハマってんのさ。)
紗智は土方の助言等無視するかの様に、話しも聞かず日に日に苛立ちを増すばかりだ。
(あぁ、最悪な誕生日だわ。)
紗智はそう思いながら総司をこっそり見送る。
(総司は私の事なんて眼中になくなっちゃったのかな…)
紗智は総司の背中を見ながら思った。
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