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『土方さん、泊めて下さい。』
『はぁ?』
総司は土方の部屋に来ていた。
『お前部屋があるだろうか!帰れよ。』
『帰れないんです!私紗智さんに振られたんです!』
土方は深い溜め息をつく。
『なんでお前らは二人共俺の所に来んだよ!俺は子守り役じゃねぇ。』
『子供じゃないです。』
総司は頬を膨らませて反論する。
土方はげんなりと肩を落とした。
『しかし、振られたって何だよ。まだコウの事で揉めてんのか?』
『…』
『はっ。やっぱり餓鬼じゃねぇか。大体お前紗智にちゃんと話したのか?』
総司は力なく首を横に振る。
『話す前に振られちゃったんです。』
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