5154人が本棚に入れています
本棚に追加
近藤は紗智の答えに豪快に笑う。
『あはははそうか、そうか。祝言でもあげるのか?三日か?五日か?』
近藤は完全に勘違いしている。
それでも良い、でも期間が短か過ぎる。
紗智の顔は険しくなる。
近藤も紗智の顔に気付いたのか笑顔が消える。
『違うのか?』
『…』
紗智は何も答えられない。
(やっぱり言うしかない…か。)
紗智は拳を握り締め、口を開く。
『実は…』
『まぁ待て、隊士の管理をしているのは歳だ。今から歳も呼ぶから話してくれるか?』
紗智のただならぬ表情に近藤は慌て土方を呼ぶ事を提案した。
紗智は黙って頷いた。
最初のコメントを投稿しよう!