はじまり

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タクミ「それでアユムさんどこの店行く?」 アユム「全然知らないからタクミさんの行き着けで良いですよ。」 タクミ「俺の行き着けって言ったらもっと直接的な店になっちゃうよ。」 そういえばこの人は抜き専門だった(笑) 自分は抜きの方はさらに興味がない ビデオで済ませば安いし 病気も心配だ 奥さんへの罪悪感というのもあるけど お店のそれは浮気とも違う気がするし あまり深くは考えていない いずれにせよあまり積極的には行く気にならない というか 行かない タクミ「じゃあ良いや つかまりに行こう。 何てったってここは日本トップクラスにキャッチが多い通りだ。」 アユム「ボッタクリとかいやですよ」 タクミ「大丈夫だって。任せとけって。」 そう言ってタクミは颯爽と歩き出した 遊び人オーラが違うのか たちまちタクミに 何人ものキャッチから声がかかる 自分には誰も声をかけない タクミの少し後ろを歩いていたから 自分は子分扱いなんだな などと考えながら タクミの交渉を後ろで聞いていた タクミ「高いよ~1,500円にしてよ」 などと有り得ない金額で交渉していた 交渉の結果は 一時間4,000円飲み放題で 女の子のファーストドリンク付き となった おっ安いじゃん と思いつつキャッチに連れられて店へ向かった
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