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涼夜は宿を出発し、一時間程歩いて船着き場へと着いた。ブリエト国へと行くために船で行かなければならない。
「チケットを取ってきますから少々お待ち下さい」
「わかったわ。レイスお茶でも飲みにいきましょ」
ティア達は、船着き場にあるカフェテラスへと向かった。
では私もチケットを買ってお茶をするとしましょう。
ん?
何か広場のほうが騒がしいですね…
涼夜は広場に人だかりが出来ているのをみると、ゆっくりと近づいていった。
あな―わ―じゃなく―
落ち着―クリ―お嬢―
聞いたことある声ですね…めんどくさいことじゃないといいんですが。
人だかりの道を掻き分けて中心に近づくと、1人の小さな金髪の少女とその少女を側にいる金髪の背の高い男性に向かいあうように、ガタイのいい男性と言い争っていた。
やはり…あの方でしたか。
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