黒氷‐Black ice

ティアお嬢様

３年前…
あれはティアお嬢様が14歳で私がまだ18の頃でした。

｢お父様、お母様今日は学校で新しいオーラを覚えました｣

お嬢様は嬉しそうに旦那様と奥様に今日覚えたオーラのことを話していました。私は生憎旦那様にいわれていた仕事をしていたため、屋敷にはいなかったのでこのことはお嬢様に聞きました。

｢もう新しいオーラを覚えたのか。さすがは私達の娘だな｣

｢フフッそうですね貴方｣

旦那様も奥様も嬉しそうにお嬢様を誉めていました。ちょうどその日は、奥様の誕生日でパーティーがあったので私は急いで仕事を終わらせ、屋敷へと戻りました。

お嬢様のいるフリート家は名高い名家で高い地位についていました。旦那様達は他の名家の方々を誘い、豪華な誕生日パーティーを開いていました。

お嬢様は奥様にプレゼントをあげるため、私と街へ買い物に出掛けていました。

｢お嬢様は奥様に何をプレゼントするおつもりですか?｣

｢うん、お母様綺麗だから花とネックレスをあげようと思うの｣

お嬢様はプレゼントを買うため、街一番の宝石店へと入り、ネックレスの見ながら色々と探していました。その時のお嬢様はかわいかったですよ。今も可愛いですけどね。

おっと話しがずれてしまいましたね…。