37人が本棚に入れています
本棚に追加
お嬢様は私の腕をすり抜け、銀髪の男へと向かっていきました。
銀髪の男は興味なさげにお嬢様を見つめて、ふとこちらを見ました。
「興ざめだ…。せいぜいもがき苦しむがいい」
男は長剣を床に突き刺すと、突然辺り一面まばゆい光が覆い、そう言葉を吐き捨て光が収まると男は消えていました。
「お父様…お母様ァ…」
旦那様達に私は駆け寄るとお嬢様は泣きながら2人に抱きついていました。
「…ウッ…ティアか…?」
「お父様ッ!?」
旦那様は目を覚まし苦しそうに顔だけをお嬢様に向けました。
お嬢様も泣きながら旦那様の手を取り、お父様お父様と話しかけていました。
最初のコメントを投稿しよう!