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カーテンの隙間から暖かい光が差し込んでくる。鳥の囀ずりも聞こえ、青年は目を覚ました。
「…おやもう朝ですか」
青年‐涼夜はベッドから起き上がるといつもの燕尾服へと着替え、顔を洗いに洗面所へと向かった。
洗顔を終えると、涼夜が寝ていたベッドに小さな白いドラゴン‐レイスが可愛い寝息をたてていた。そして、隣のベッドでは赤髪の少女‐ティアが寝返りをうちながら寝ている。
「2人を起こしますか」
起きて下さいとティアを揺すり、おはよ…と起きたのを確認すると、次はレイスを起こした。
「お嬢様、レイスおはようございます。朝食が出来ているようですので食べましょう」
「ふわぁぁ…りょーやおはよ…」
ティアは起き上がり洗顔をしにいき、レイスはまだ眠いのかまたベッドへと倒れ込んだ。
「ほらレイス、起きて下さい」
レイスが中々起きないので、涼夜はレイスを抱えて朝食を食べにいった。
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