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ドラゴン視点
「では宿に帰りましょう」
青年はドラゴンを抱え、指をパチンと鳴らすと一陣の風が吹き、その場から消えていた。
痛い…
なんで僕がこんな目に…
人間なんか嫌いだ
ニンゲンナンカ…
なんだろう
体が暖かい…
それになんか明るい
「ん…」
「おや、目が覚めたようですね」
ニンゲンの声が聞こえたと思い、目を開けると目の前にニンゲンの顔があった。
直ぐに敵と認識し、起き上がろうとしたけど体が痛くて起き上がれなかった。
「怪我をしているのですから無理はいけませんよ。安静にして下さい」
ニンゲンは僕に近より、体に掛かっていた布を丁寧にかけ直してくれた。
このニンゲンはなんだろうと思ったが敵意がないので一応警戒は解いた。
「森を歩いていたらアナタが傷だらけで倒れていたからびっくりしましたよ」
「アンタが僕を助けてくれたの…?」
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