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再び涼夜視点
私がレイスにお嬢様のことを話していると部屋の外から人の気配がした。
誰かと思い、扉の方をみていたら勢いよく扉が開き、赤髪の少女が仁王立ちしていた。
赤髪のすこし長めのサラサラの髪に前髪にピンをとめ、サファイアブルーの瞳、整った綺麗な顔立ちをしており、美少女とよんでもおかしくない少女だった。
「涼夜!!」
いきなり呼ばれたので体を強張らせながら返事をした。
「はい、どうしました?お嬢様」
「どうしましたじゃないわよ!!アンタ今までどこにい…どうしたのそのドラゴン」
赤髪の少女もといお嬢様は私がいなくなったのを不服に思ったのかいきなり怒鳴ってきた。しかし、私の後ろに隠れていたドラゴンを指差しながら聞いてきた。
「りょーや、この女誰…?」
レイスもお嬢様がいきなり現れてびっくりしたのか服を掴みながら尋ねてきた。
「先ほど話したティアお嬢様ですよ」
「涼夜、その小さなドラゴンはどうしたの?」
「はい、お嬢様が寝られて暇でしたので森を散歩していたら傷だらけで倒れていたので連れて帰って手当てをしていました」
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