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 改めて神並学園を見上げるとかなり豪華な校舎だ。敷地は広く、機能も充実。これも四年前に新校舎にしたからだ。  旧校舎は違う場所に建っているらしく、普通の生徒は特に気にしない為、僕等はその場所を知らない。 「何しに来たんだ? 今日は臨時休校だぞ」  ボーッと校舎を見ていたら校門の警備員に声をかけられた。  僕はびっくりして反応が遅れた為、代わりに猛が話す。 「忘れ物をしました」 「ここの学生か? 生徒証明を出して」 「はい」  僕と猛が生徒証明を見せると警備員は了承して通してくれた。  僕等は誰もいない学園内へと足を踏み入れた。
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