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『旧校舎?』
「うん。飛鳥の遺言なんだ」
『じゃあ、』
海宮は少し決意を込めた様に言った。
『私も行きます!』
「え!?」
『私だって、飛鳥さんの敵を討ちたいんですッ』
僕はすぐに「行こう」なんて言えない。言えるわけない。
多分危険だ。何かあってからじゃ遅いんだ。
でも、電話の向こうから啜り泣く声が聞こえたから、僕は思わず
「わかった」
って言ってしまったんだ……
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