幼なじみがツンデレになりました。

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どうも初めまして。 僕の名前は御山優羽(みやまゆう)っていいます。 え?女の子っぽい?ほっといて下さい。 僕は明日、17才の誕生日を迎える高校二年生。 部活はやっていませんが、それなりに運動は出来る方だと自負しています。 夢は野球選手っ!!なんて言っていた頃が遠い日々の記憶です。 そんな僕には一人、幼なじみがいまして。 名前は須藤海春(すどうみはる)。 物心ついたときから一緒にいて、幼稚園、小学校、中学校、その全てでクラスが同じなくらいずっと一緒です。 海春の容姿はといいますと…まるで二次元に出てくるような端整な顔立ち!! 全てを包み込むような優しい憂いをたたえた瞳!! あくまでさりげなく、でもその存在を感じずにいられない肩胛骨辺りまで伸びたストレートの黒髪!! おまけにテストでは80点以下を切ったことがないという頭の良さを兼ね備えている、まさにパーフェクト超人…じゃなくて、パーフェクト少女なのです。 あまりに平凡すぎる僕と比べるとまるで月とすっぽん、いや、ホワイトホールとブラックホールくらいの違いがあります。 私は貝になりたい。
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