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(あーｳﾁ渡部綾菜。中1ね。いちおー剣道部で腐女子、新撰組ｦﾀｸ。みんな私の事歴女って呼ぶんで…まぁ、みんなそー呼んで。ちなみに両親居ないから。深い事は気にせずに。えｯ、なんで自己紹介してるかって?うん…なんとなく。)
―――ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀｯ
「ねぇ綾菜!!聞いたよｯ!剣道の大会で優勝したんでしょ??」
(…誰か私呼んでる声がする。)
『…………そんな事より土沖…やべｯ、鼻血でそ…』
妄想しすぎで鼻血を吹き出す。
「おい…υ話聞いてた??そこの腐女子…」
(…うっせーな。あｯ、こいつ友達の由佳ね。)
『聞いてた、聞いてたと思われるｯ!!大会の話はいいからさ…自分の教室帰れ!!そして一生目の前に現れるな。バイバーイ。』
由佳が教室から押し出される。
「んもぅｯ!!沖田総司の生まれ変わりなんて呼ばれてるんだから…もう少し胸張ってもいいと思うよ?みんな認めてるじゃん…綾菜の実力。」
ﾄﾞｷｯ…
由佳の言葉に綾菜は顔をしかめる。
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