1922人が本棚に入れています
本棚に追加
桜の花びらが舞う頃
僕は、高校二年生になった。
「二年一組か…」
新しい教室に向かう僕、森田光矢は…。
まぁ、この物語の主人公なわけで。
あぁ、僕もついに高校二年生だ!
この先いったいどんな素敵なことが待っているのだろうか!
あぁ、楽しみだ!
…とは思わない。
二年生になったからといって、僕の生活は何ひとつ変わらないだろう。
…新しい教室に入り、黙って自分の席に着く。
誰かが話しかけてくることもなく、僕は窓の外を見つめた。
最初のコメントを投稿しよう!