ねくら、おたく、めがね

2/16
前へ
/573ページ
次へ
桜の花びらが舞う頃 僕は、高校二年生になった。 「二年一組か…」 新しい教室に向かう僕、森田光矢は…。 まぁ、この物語の主人公なわけで。 あぁ、僕もついに高校二年生だ! この先いったいどんな素敵なことが待っているのだろうか! あぁ、楽しみだ! …とは思わない。 二年生になったからといって、僕の生活は何ひとつ変わらないだろう。 …新しい教室に入り、黙って自分の席に着く。 誰かが話しかけてくることもなく、僕は窓の外を見つめた。
/573ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1922人が本棚に入れています
本棚に追加