ねくら、おたく、めがね

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「高木君ウケるー」 「高木と同じクラスとかラッキーだな!」 …なんだか急に教室が騒がしくなった。 僕は騒がしい教卓周辺に目をやった。 僕の目にある男子生徒の姿が止まった。 高木優斗。 同じ学年ならば誰でも知っているだろう。 容姿端麗、頭脳明晰…かどうかは知らないがとにかくイケメンなのだ。 女子にモテモテ。 男子にもモテモテ。 いわゆる、みんなの人気者。 おそらく僕とは正反対の人生を歩んでいるだろう。
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