1922人が本棚に入れています
本棚に追加
/573ページ
…あの日以来、僕と永島さんはメールを始めた。
永島さんはたまに、教室まで来てくれたりした。
「…付き合わないの?」
ズズーッとラーメンをすすりながら、高木が言った。
「…つ、付き合うなんて!」
僕は思わず箸を止めて答えた。
放課後、僕と高木はいつものラーメン屋に来ていた。
…高木と帰る時は、このラーメン屋に寄るのが習慣になっていたりする。
「…イイ感じなんじゃねーの?」
「イイ感じって…よくわかんないよ…」
僕は箸でスープに沈んだチャーシューを探しながら言った。
最初のコメントを投稿しよう!