無人島ＶＳ

♂助かったのは♀

何かを思い出そうと私は頭を抱えた。

名前……。

原田 りゆ、中学一年生で……、よかった。
ここまでは覚えているようだ。
だが、問題は私が何をしてなぜここにいるのかだ。

記憶喪失…ではないな。
名前をしっかり覚えているのだから。

とにかく、考えながらも歩く事に決めた。

海にそってあるいてみる。

みたところどこも怪我はしてないが体が凄く重い。

うーん………。

何か必死に考えながらも全然おもいつかない。

それほど脳が記憶を拒否しているのか…。

考えるのさえ面倒くさくなってきてしまう。