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俺はこのまま家路につき、帰った。
俺の家はとにかく平凡そのもの、まぁ普通が一番って言うからいいんだろうが、家ではとにかく中2の妹がやたらと元気にしてるぐらいで後は平和そのもの。
そんな普通な家族と過ごし、次の日の朝を迎える。
-朝-
俺はちゃんと朝飯を食って学校に向かう。
無論、例のごとく流儀より、朝早く余裕を持って登校してる最中だ。
数十分後…学校に着いた。
周りは朝練の連中ばかりだ。ま、いつもの事だがな。
俺は昇降口に向かって歩き出す。そして、残り数メートル付近で…
びゅんっ
俺の目の前に何かが落ちてきた。
それはまだ未開封のアンパンだった。
「なんだこれ……ん?」
袋に紙がくっつけてある。
俺はそれを広げて読む。
『おはよう!』
俺は上を見た。
やっぱり千歳がこっちを向いて手を振っている。
俺は手を振り替えしつつ…アンパンを思いっきり千歳目掛けて投げた。
すると見事に千歳にヒット!そのまま千歳は後ろに倒れ……
ガチャンっガタガタっ!
「今のは…机の音か…?俺…知らねーっと…」
と言いつつ…やっぱり心配だから、急いで教室に向かう事にした。
こうして、また平凡…かどうかは分からないが、1日が始まるのだった。
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