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それは夏休みが終わり、2学期が始まった日の事だった。
俺、つまり高瀬たつるのクラスに転校生が来る事になった。
担任から女の子の転校生だと聞き、男性陣は異常なテンションの上がり具合を見せる。
俺はそんなキャラではないが、どんな人が来るのか、正直かなり興味があった。
この興味ってのは、当たり前の事であり、男女問わずのことだろう。この教室の、いつもとは違う空気がそれを物語っているのが分かる。
しかし…この空気は一瞬にしてかき消され、どよめきを生む事になる。
そう、それは担任のある一言が原因だった。
その一言とは……
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