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鳳凰「我らはこの森の守り神としてこの世に生を受けました。
あの時はまだ幼き子どもだった我らは自分達が珍しい生き物だという自覚もなく、何も分からず森の中をさ迷っておりました。
そんな時、兵士達に捕らえられてしまい……
…あの時、あなたに助けて頂かなかったら我らは今ごろどうなっていたか……
本当にあなたには心から感謝しています。」
龍「瑠璃姫、あの時は危うい所を助けて頂き本当にありがとうございました。」
鳳凰と龍はそう言い、瑠璃姫に頭を下げた。
瑠璃「いえ、そのような…」
鳳凰「瑠璃姫、あなたは我らの命の恩人です。
今度は我らがあなたを助ける番です。」
龍「瑠璃姫、我らは必ずあなたを闇の魔女の魔の手から守って差し上げます。
ですから、どうかご安心を。」
瑠璃「龍殿、鳳凰殿、本当にありがとうございます。」
龍と鳳凰は瑠璃姫に優しく微笑むと、再び美青年へと姿を変えた。
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