キミと見たあの空を

キミと朝とお隣りさんと

優花さんよ、なんてことをしてくれたんだ…

「う…うぅ～……」

「あの…由緒さん？落ちついてください!!」

俺は慌ててなだめるが、
なかなか落ちついてもらえない。

「…ぐすッ…ひどいよぉ～ボクという人が居ながら…」
由緒さんは泣きだしたかと思うと、
ダァーッとスゴイ勢いで飛び出していった。

「……はぁ～」
ため息しかでてこねぇよ

まだ、お兄ちゃんって呼ばれたほうがマシだったかもな…

俺がジト目で見ると、優花は

「…てへッ☆」
っとかいいながら頭に拳をコツンっと当てた。

コイツ、確信犯だな

はぁ…。

優花に軽くデコピンを食らわせると、俺は由緒さんを追いかけた。