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ここは俺の家…だよな…?
そんなふうに思うのも仕方がないだろう。
自分の家の入り口に知らない女の子が座ってたら誰だって不安にもなるさ。
なんて声をかければいいんだろうか…
流石に無視して家に入ることも出来ないしな。
それで散々悩んだ結果の一言がコレ!!
「…寒くないの?」
…何言ってんだ、俺
寒くないかって?寒いに決まってんだろ!!
あと一月もしたら赤服爺さんがプレゼントを配りだす頃だぜ。
「ちょっと寒いけど…大丈夫だよ」
女の子はそうゆっくりと腰を上げ、ペコリとお辞儀をしてこう言った。
「今日からよろしくね、おにぃちゃん」
俺はいったい何をよろしくされたんだろうか、それにお兄ちゃんって?
俺には解らないことばかりだった。
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