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俺は優花を引きはがしながら尋ねた。
「なんで俺のベッドにいるんだよ?」
流石に一緒に寝るわけにはいかないから、姉貴の部屋を使わせたんだけど…
どうせ姉貴は留学でしばらく帰って来ないし。
「えぇ~っと…テヘ☆」
優可は可愛いらしく舌をだして頭をコツンっとする。
ちょっと、ドキっとしたがごまかされないぜ
「テヘ☆じゃねぇよ、こういうのは禁止だからな!!」
妹~とか言ってるが実は同い年だと昨日聞いている。
「あと…お兄ちゃんってのもやめにしないか?」
…鼻血がでそうなくらい名残惜しいが、それをこらえていう
「えっ……な…なんでですか?!」
「なんでって…同い年なのにお兄ちゃんなんて呼ばせるのは変だろ」
「うぅー…」
すごい不満そうだけど、ここで引くわけにはいかない
「だから、普通に呼びすてにしてくれ。」
それだけ言って俺は着替え始める。
優花は悲しげに俺を見ていたが、しばらくするとトボトボと部屋を出ていった。
そんな落ち込むようなことなんだろうか?
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