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美優「おまたせ~
ごめんね。待たせちゃったかな?」
俊介『全然待ってないよ。』
美優ちゃんはバッチリメイクしていて服装もミニスカートを履いていた。
正直。
超かわいい。
美優「俊介、私服もかっこいいね。」
俊介『そ、そんなことないよ。
美優ちゃんこそ…』
俺は口籠もってしまった。
美優「美優ちゃんこそ何?
顔赤いよ。フフッ。」
ダメだ。なんか緊張してきた。
冷静に。
俊介『み、美優ちゃんこそ可愛いよ。』
ちょっと噛んだ。
情けない。
美優「ヘヘッありがと」
美優ちゃんは少しはにかんだ笑顔を見せながら言った。
俊介『じゃ行こうか』
美優「はぁい♪」
俺は先を歩きだした。顔がまだ赤い。
少し肌寒さを感じる9月下旬の日だった。
途中でトイレに行きたくなったのでコンビニに寄った。
俊介『ごめん、ちょっと待ってて』
美優「うん、りょか~い♪」
…
…
俊介『ごめん、お待たせ』
美優「おかえり、これ飲む?」
と言って飲みかけのお茶を差し出してきた。
こういう場合、なんか俺は緊張するんだよな。
ちくしょう。
俊介『あ、大丈夫、喉渇いてないから』
美優「そう?わかった」
あ~!!なんで素直に言えないんだ。
もう高校生なんだから間接キスくらいで緊張すんなよ俺!
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