トマト

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グチャ… グチャ…… トマトを潰すのって おもしろいな~ 僕、この遊び大好き 潰す時、グチャっていう 感触 中身が飛び出して 真っ赤 手足は汚れるケド… 舐めちゃえばいい 甘酸っぱくておぃしい♪ 遊んでも…楽しい。 食べても…おいしい。 僕、やっぱりトマト   大 好 き♪ バタン 誰か部屋に入ってきた。 智也兄さん? な~んだ デブの森ジャン!! 僕、この人あまり好きじゃない。だって、いつも僕を変な目で見るから…。嫌い!! 智也兄さん来ないカナ~ 智也兄さんはいつも遊んでくれるし優しいし僕の大好きなトマトもくれるんだ。 コイツいつも来ないのに智也兄さんどうしたんだろう?    バコンっ 鈍い音… えっ!? 痛みが押し寄せてくる…。 痛いよ 森が僕の頭をなぐった? なんで…? いたぃよぉぉ~~   バコンっ 智也兄さん…… た……すけ……て…… あ~僕の頭もトマトみたぃ…赤くてグシャ……グシャ…… キット…ボ…クモ…アマ…ズ…ッパクテ………オイシ…イ………? 『終わった?』 智也が森に言った。 『あ~まったくよ~お前可愛がるからダメなんだよ!』 『わかってるよ……。』 『可愛いがったら情がうつるだろ~殺しちまうのによ~』 『…………… 。』 『俺ばっかこんな役やだからな』 『悪い…』 『次は、お前だぞ!!』 『わかったよ』 『いらっしゃいませ。』 『三上様いつも当店ご利用頂きましてありがとうございます。』 『今日は、新鮮な子兎のお肉が入りまして…お勧めでございますが。』 『ほぅ~なら今日はそれをいただくことにするかな。』 『ありがとうございます。早速ご用意させて頂きます……。』
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