黄昏

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1年前の夏の日、                         夕暮れが近付く頃、家の小さな庭で、妻が僕の髪をカットしてる。      「へ~! 何度見てもプロみたいだね」      縁側で飴をなめながら見ていた一人娘の由香が、妻の腕前に関心していた。      「モデルがいいからね」      僕のジョークに、妻と由香が目を合わせてニヤ笑いをした。
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