プロローグ

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「アンタ、転校生?」 『…はい』 その人の問いに素直に答えると、その人は小さく溜息をついた。 「じゃあ連れてってやるよ。ちなみに此処の棟は寮だから」 『ありがとうございます!』 深く突っ込まれなくてよかった… それに、どうやら連れてってくれるらしい! わーい♪ なんとも有り難い! でも寮って…… ハァ…この学校の構造がよく分からない。 会話無くしばらく歩いて渡り廊下を通った。 その途端人の活気に溢れた感じが伝わってきた。 こうなってたのか! と感心しつつ案内してくれる人の横顔を盗み見てみる。 さっきは全然分からなかったけど、整った顔立ちをしている。 こういうのをカッコイイと言うのだろうか。 うーん…… まあいっか。 .
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