くらっすルーム

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スタスタと中に入り教卓の前に立つ。 『え…っと、神谷羽瑠です。よ、よろしくお願いします!』 ヒャー! 緊張し過ぎて噛んじゃった… 大失態… 早くも泣きたくなる。 あー困った 涙腺緩んできたよ… そう思って顔を上げる。 一瞬沈黙に包まれる。 場の空気が… なんかヘン! これはどうしたらいいんだろう。 反応に困りとりあえずニッコリ笑ってみる。 困ったことがあったらとにかく笑えってママが言ってた。 今までもそんな適当な論理で切り抜けてきたんだし、しないよりは…マシだよね。 なんとか自分自身に言い聞かせる。 .
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