プロローグ

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言い訳はこうです。 パパ曰、 「カッワイイ娘を一人置いとくのは心配だろ?だから知り合いの校長に相談したら、快く預かりますって言ってくれてさ!」 ママ曰、 「羽瑠ちゃんには今まで通り女子校に通って欲しかったんだけどね、知り合いが居ない所に一人放って行くなんて出来なかったの!だ・か・ら・ね?」 いやいや、放ってくださいよー! ホントにもう… 思い出しただけで泣きたくなる… とはいえこうなったらしょうがない! と開き直ったからこうして男装してるわけです。 あ、髪はカツラを使って見事に隠しているのです! だって切るのは少し抵抗があったもので… うん! これであとは問題無し。 我ながらこの男装は上手く出来てると思う。 店の前に映る自分の姿を見て気合いを入れ直す。 .
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