プロローグ

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「見ない顔だな。さっきからさ、何やってんの」 『キャー!アレが!!言葉に表したくないアレが出…あれ?』 …誰? パニックになってて分からなかったけど、良く見ると足もある。 ペタペタ触ってみるとなんか人っぽい。 『あー良かった…』 ふうと安堵のため息が漏れる。 「なんか女っぽいな。良く言われない?声も高いし」 『言われるも何も』 「何もなに?」 自ら言ったら言葉取り消したい。 口が滑った。 これはマズイ状況ですよね… 誰がどう見てもマズイ。 『校長室行きたいんです!』 「は?」 究極な状況に陥った切り抜け策に自分でも阿保な脳内構造だと思う。 これじゃ余計怪しまれる…… 恐る恐るその人を覗き込む。 .
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