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「やめないか!」
「ここをどこだと思っているのだ!」
「入学式だぞ!」
教師達の怒声を浴びながら少女―雪音は美麗な笑みを浮かべた。
『皆~見本みしてあげる。あたし達に刃向かったり邪魔したりしたらどうゆう事になるか』
演説台のマイクで綺麗な声を響かせて天使のように微笑む雪音。
だが、彼女の後ろでは銀時、高杉、桂、坂本の4人が教師達を血祭りにしていた。
天使の微笑と地獄のような光景。
新入生達は恐怖に支配され騒ぎ出し収集がつかなくなっていた。
入学式は滅茶苦茶になっている、ソレを善しとしなかったのは生徒会副会長である土方。
「止めろ。」
土方は近藤達よりも先に雪音の居る舞台に上がりそう咎める。
「うざぁ」
雪音は土方を鋭い目つきで睨んだ。
「いいから止めろ」
土方はその睨みをもろともせずに雪音に発言する。
2人の間に長い沈黙が続く、暫らくして雪音は少しだけ不機嫌そうにマイクに言葉をなげる。
「みんな終わり~」
教師達を楽しそうに殴っていた4人はいつの間にか雪音の後ろに居た。
見れば教師達は瀕死状態。
新入生達は声も届かないほどの状態。
土方も絶句する程の光景に涼子や砂奈は微かに笑った。
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