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全く4人を見ずにここまでタイミング良く去ると言った雪音。
その場を去った後は簡単だ。
その最悪の状態を作ったのは5人だと全員脳裏に焼きつく。
盟桜学園中等部33期生異例の入学式はこうして幕を閉じた。
その年の退学者がたくさん出たのは言うまでもない。
そしてその異例の入学式は東京全土ならず日本全国に広まり社会問題だと一時期騒がれた。
問題児‘ブラック・エンジェル’は各地の不良軍団の憧れの的にもなり2つの世界で伝説となった。
だがこれはまだ彼等の序章に過ぎない。
―――
「さぁて帰ろうか」
雪音は学校の門を飛び越え笑った。
余りに妖艶な笑みは他の道行くもの達を魅了させるほど・・・
銀時や高杉は雪音の隣に立ち「あぁ」と答える。
坂本と桂も後ろから3人を追いかけるように歩いている・・・
5人は繁華街の闇へと消えていった。
果たしてこの5人は次にどんな事件を巻き起こすのか?
入学式が行われた講堂を片付けながら土方は溜息を漏らした。
そして、涼子と砂奈は屋上から町を眺め「楽しみ」と呟いた。
これが8人の出会いでもあったのだ・・・・
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