60人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日
朝礼では生徒会長である近藤の挨拶が始まっていた。
雪音は朝礼台に昇っている近藤を落とした高杉からマイクを貰い妖笑した。
「皆さんにぃ~残念なお知らせがありまぁ~す」
雪音の声に全校生徒は肩を震わせる。
「あれだけぇ~邪魔するなって言ったのにぃあたし達に刃向かった人が2人も居まぁす☆」
雪音の笑顔は全校生徒にとって忘れられない凶器でもある・・・・
笑顔であの冷たい4人をまとめる雪音は全校生徒にとって怖い存在でしかなかった。
「見せ占め第一号は~相沢涼子と宮瀬砂奈~2人とも~今日の昼休み中庭にきてね☆」
笑顔でそう言って雪音は高杉、銀時、桂、坂本の4人と共にどこかに消えた。
その後皆はまた泣き出し騒ぎ出し生徒会はただ困り果てるだけだった。
だが、土方の視線は取り乱した生徒達より涼子や砂那に向いていた・・・
「砂奈~ちょっとお願い~」
「ん?」
「耳貸して」
「ふんふんふん。ふ~ん。わかった」
異様な光景の中、涼子は怖がるどころか楽しんでいるようで砂奈に何かを告げる。
砂那も涼子から何かを聞いて無邪気に笑っている。
その様子を土方はジッと見つめていた。
最初のコメントを投稿しよう!