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昼休み。
中庭には涼子と砂奈が既に待っている状態でいつから居たのかお昼までそこで食べている。
「あんた達いつからそこにいたのよ」
呆れながら雪音が聞く。
「1限目からや!!」
自信満々に言うが授業はサボっている。
雪音は一瞬いやな顔をして、そのまま4人に砂奈と涼子の周りを囲ませた。
「これで終わりだよォ~ごめんね?」
雪音の言葉を合図に高杉はそのまま無言で涼子に殴りかかる。が、とめられた。
「さて質問です」
涼子は高杉の拳を片手で受けながらそうきり出した。
「高杉晋助、貴方のご両親は~1、凄く心配性2、凄く心配性3、凄く心配性」
「っっつ!?」
高杉は唖然だった自分の親の事をメンバー以外が知っているはずはない。
「クスクス・・・・答えは?」
それなのに何故か彼女は知っている。
「3択だろ?何で同じ答えのわけ?答える必要あんの?」
銀時は雪音にそう問う。
「さぁ?でも・・・舐められている事には変らないでしょ?」
怖いほどの笑顔で雪音は答える。
「面白いこと言いやがる」
高杉は低い声で喉を鳴らすように笑っていた。
「じゃぁ・・3や!多分!!」
砂奈がそう言った時にはもう既に桂が涼子に殴りかかっていた。
「あら正解じゃない」
桂の拳を軽く受け流し涼子は砂奈を褒めるように微笑んだ。
「さて・・・次の質問」
涼子はそう言って嘲笑う。
「大人は貴方達の1、大切な場所を壊した2、大切な場所を壊した3、大切な場所を壊した」
「なっつ!?」
ブラエンメンバーは全員驚いた。
何故そこまで彼女は知っているのか?と。
「2やな多分!!!」
砂奈は周りをきにせず陽気にそう答える。
怒りを抑える雪音を見かね銀時が直ぐに砂奈に殴りかかった。
だがその攻撃は軽く流される。
いくら手加減しているとはいえ彼女達は相当手馴れている。
「坂田君って両親居ないよね?今の保護者は~1寺田あやの2寺田あやの3寺田あやの」
涼子は微笑み砂奈の直ぐ傍で涼子を睨む銀時の瞳と視線を合わせた。
涼子の情報網の凄さに他のメンバーは唖然だが雪音はその光景で気付いてしまった。
「変だよ?これ、カウントダウンみたい・・・・」
雪音のその言葉に涼子は妖笑した。
「うちは1やぁ!!!!」
砂奈は構わず言う。
「秋坂雪音、気付くのが少し遅いわよ?砂奈、大正解よ」
涼子と砂那は綺麗に笑う。
「「それじゃぁ・・・・0」」
2人がそういった瞬間に綺麗な花火が空に舞った。
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