堕天使プロローグ

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秋坂雪音(16歳)はかつてその中の姫として・・・ そして怒ると仲間でも抑えきれない一番の問題児として‘ブラック・エンジェル’に君臨していた。 坂田銀時(16歳)は、喧嘩も負け知らずで‘ブラック・エンジェル’の先頭に立っていた男 桂小太郎(16歳)かつて‘ブラック・エンジェル’の策略家でメンバーの中で一番冷静な人物だった。 「しかし懐かしいな~あの頃は坂本もまだここに居たからな。」 桂はそう言って目を細めた・・・ 遠い昔を思いだすように・・・ 「高杉も・・・な」 銀時は後ろの不良と溜まっている高杉を見て呟く。 「そうだね・・・」 雪音は銀時の言葉に小さく頷き切なげな表情で俯いた・・・ 今はこの学園に居ない坂本辰馬(16歳)は雪音の異母兄妹で独特の九州弁を使う男。 かつて彼も‘ブラック・エンジェル’のメンバーだった・・・・ 情報源は常に彼で雪音に負けず劣らずパソコンでのメインゲート侵入などの芸が得意だった。 そして・・・もう一人。 高杉晋助(16歳) かつて‘ブラック・エンジェル’の中で雪音の怒りを唯一抑える事ができた男。 女から絶大な人気があり銀時と並んで女達が群がってくるほどの色男でもあった・・ ‘ブラック・エンジェル’を纏め上げ押さえ込んでいた男でもある 今は他の不良とつるみ‘鬼兵隊’という不良集団の頂点に立っている。 かつての‘ブラック・エンジェル’よりももっと手のつけられない不良軍団の頭・・・・ もう・・銀時達とは世界が大きくかけ離れてしまった存在
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