第一章。

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「で?」 俺はすぐ泣く女は嫌いだ。 こんな奴最初から好きじゃなかった。 …いわばゲームだ。 弥生と俺、どっちが先に学校一の美女を落とせるか。 「また…付き合ってほしいの」 「無理」 「どうして?」 由里香は引き下がらない。 あ゙ー!!しつけぇんだよ。 「お前が嫌いだから」 俺は冷たく言った。 「好きな人…いるの?」 いるわけねぇし。 いたこともねぇし(笑) 「約束したじゃない…。ずっと一緒にいてくれる?って聞いたら、うん。って言ってくれた」 そんなことあったっけなあ? 酔ってたのか知らんが覚えてねえや。
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