第一章。

9/11
前へ
/180ページ
次へ
→→→ 教室に戻ると弥生がこちらに近付いて来た。 「あれ、早かったな? 入学式にさ、二年代表の西城由里香来なかったんだぜ。どうしたんだろうな」 弥生は首を右に傾ける。 考えてる時のこいつの癖だ。 「あいつは今屋上にいる」 俺の言葉に弥生は驚いた表情を見せる。 「二人きりだったって事か?! まさか、ヤっ…ぐぇっ!!」 お前の考えてる事なんて丸分かりなんだよ、変態。
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3230人が本棚に入れています
本棚に追加