8人が本棚に入れています
本棚に追加
「失礼します」
「し、失礼します!」
「あら、目が覚めましたか。具合はどうですか?」
すでに部屋にいた女性が話しかた。
「はい!大丈夫です。ありがとうございます!」
「いいのよ」
優しい微笑みを向けた。
雛は秋に席まで案内された。
「春姉様、もう一人は……?」
「もう一人の殿方は今、冬馬に呼んできてもらっているわ」
「え?あの冬馬兄様が……」
「えぇ」
すると、秋は自分の席に座った。
そのすぐあとに、男が二人入ってきた。
「連れてきた」
「……失礼します」
「冬馬兄様、ありがとうございます」
「べつに構わない」
冬馬と呼ばれていた男はさっさと自分の席に座った。
そして、もう一人の男も席についた。
_
最初のコメントを投稿しよう!