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「何を言ってるんだい、運動会の準備で忙しい、とか、文化祭前だから、とか、友達のお誕生日会とか言って誘いを断るのは誰だっけ?」
「それは………、兄さまが私の忙しい時に誘うのがいけないのです。」
「全部僕のせいなのかい?」
「その通り。だから、今日のディナーはお願いね。あっ、私はここで降りなくちゃ」
そう言うと琉美はさっさと降りていってしまいました。
取り残された拓真はあっけにとられて苦笑いをするほかありませんでした。
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