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緋澄「ただい……ま」
家に帰った瞬間、緋澄は家の異変に気付く。
緋澄「なん…だよ……これ…」
緋澄が感じたのは、鼻につく、異臭。
多分、人が焼けるときにでる悪臭が。
緋澄が訳のわからないまま、リビングに向かうと、黒焦げになった、人らしきものとそれにすがり泣く日向の姿があった。
緋澄「母さん!」
緋澄は日向に向かい駆け出した。
刹那。
緋澄の目の前に黒いフードを被った人が現れた。
緋澄「うわっ!?」
駆け出した勢いのまま、フードの人にぶつかってしまい、後ろに転ぶ緋澄。
緋澄(だ…誰だ)
フードの人は、緋澄がぶつかった事など、気にもとめず、日向に向かい手をかざす。
緋澄「なっ!何をするつもりだ!」
緋澄が叫ぶのとほぼ同時に日向の体が火にくるまれる。
日向「くっ…」
緋澄「母さん!」
火にくるまれる日向に向かい、走り出す。
緋澄「母さん!大丈夫か!母さん!」
日向「ひ…ひずみ…に…げ…て…」
そぉ言って、日向は事切れた。
緋澄「か…かぁ…さん」
フードの人「任務完了」
フードの人から低い声が聞こえ、一瞬光ったと思うと、フードの人は消えてしまった。
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