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緋澄「殺して…やる」
憎悪である。
両親を理不尽な仕返しで殺された。自分の目の前で…
それだけで、緋澄を復讐に走らせるには十分だった。
刹那
丹後の口がいやらしく歪んだが、すぐ元の真剣な顔になる。
緋澄「丹後…さん。俺を…父さんと同じ組織にいれてくれ!」
丹後「君に、両親の仇を討つ覚悟があるか?」
緋澄「…迎えてくれないなら、1人でもやってやるよ」
丹後「…わかった。だが、私たちの組織は特能の集まりだ。君に特能はあるのか?」
緋澄「………ある」
緋澄には、小さな頃から能力があった。
他人と違う事が嫌で、使ってなかったが。
丹後「名前は…」
緋澄「罠の達人(トラップマスター)…」
丹後「トラップ…マスター?」
緋澄「俺の思い付く限りなら、いかなる罠も設置、破壊ができる」
丹後「そんな事が…」
丹後は驚愕した。
普通特能とは、1つの能力でしかない。
だが、緋澄の能力は使い方によっては、何でもありの反則技となる。
緋澄「で、俺をいれるのか?」
緋澄が黒く濁った目で、丹後をみる。
丹後「わかった。君を我々の組織(イーグルアイ)に迎えよう」
そして、二人はイーグルアイに向けて出発した。
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