気付かぬ気持ち

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『なぁ和。寂しかったならこっち来いよ。…、お前は俺の弟みたいなもんなんだから。(笑)』 「…うん、ごめん。」 仁は何も分かっていない。 そう思ったけど、言えなかった。―…自分さえも、この気持ちが何か分からなかったから。 分かるのは弟という言葉に何故か傷付いたという事だけだった…。 「…よし!これからは、ちゃんと入って来いよ。(笑)」 『…分かったよ。(苦笑)』 結局モヤモヤしながら、いつものように家に着いた。 「そんじゃ、また明日。」 『バイバイ仁。』 あの頃から、きっとキミの事が 好きだったんだ。 だから、いつも追いかけてた。 自分の気持ちに気付かないままで ・
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