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さるは
その場ですぐ
おむすびを食べると
山に帰って行きました。
かには
さるにもらった
柿の種を土にまいて
水をやりました。
しかし
実はおろか、
芽さえ生えてきません。
そこで
かには歌いました。
「早く芽をだせ
柿の種。
でないとハサミで
ちょん切るぞ。」
すると
どうでしょう
みるみるうちに
芽をだしたでは
ありませんか。
かには次の日も
また次の日も
水をやりながら
歌いました。
すると
ついに
立派な木になり
たくさんの実を
つけました。
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