赤ずきんちゃん

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そうして 赤ずきんちゃんは 森の奥にあるおばあさんの家を目指して歩きました。 しばらくいくと 分かれ道があり そこにオオカミが いました。 オオカミは赤ずきんちゃんに言いました。 「こんにちは、 赤ずきんちゃん。 どこいくの?」 「こんにちは オオカミさん。 これから 森の奥の おばあさんの家に いくの。 だけど どっちの道に いけばいいんだろう。 お母さんは 分かれ道なんて 言ってなかったのに…。 困ったわ。」 そこでオオカミは いいことを 思いつきました。 そうだ。 腹もへったことだし、 おばあさんになりすまして赤ずきんを 食ってやろう。 だがおばあさんに なりすますには 準備がいる。 何とか時間を 稼がなければ… よし。 ここは一つ嘘を ついておこう。 「赤ずきんちゃん。 おばあさん家は 左の道だよ。」 「左の道ね。 どうもありがとう。 親切なオオカミさん。」 そうして 赤ずきんちゃんは オオカミに 騙され全く 違う道を進むのでした。
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