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変わる事のない物に
美しさなんて見出せないのは確かな事
だからって
こんな風に変わって欲しくなかった
――カランコロン…―
そんな事を思いながら歩いていたら
小学2年生くらいの子供達が
空き缶を蹴りながら横を通り過ぎて行った
「そう言えば子供の頃
よく缶蹴りしたなぁ…」
そんな事がふと頭をよぎった
そうだ、もうあの頃とは違うんだ
どんなに思い続けても
どんなに涙を流しても
あなたは帰って来ないんだ
そんな事に気付いてからは
泣くのを止めた
また笑うために…
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